経験を積むこと
自分には何が向いているだろうか。将来、どんなことで役に立てるだろうか。そう迷っているときは、ただ立ち止まるだけでなく、何かを「経験する」ことをオススメする。
ここでいう「経験する」というのは、「まだ自分が体験したことのないことをする」という意味である。
つまり、それはあらゆる所に転がっている。海外旅行一人旅、ボランティア等、考えられる大きな経験ばかりではない。
たとえば、朝型の生活にすること、通勤路をいつもと少し変えてみること、家に花を置いてみること、興味のある人に連絡をとってみること等、生活のあらゆる面で出来ることだ。
そんな小さなことの変化で何になるんだ!と思うだろうが、この小さな変化でも後に大きな変化へと繋がることもあるのだ。
それはなぜか。1つの経験から人は考えて学ぼうとするからだ。
以下、夜型の生活から朝型の生活に切り替えたAさんの例である。
朝型の生活にすると、体が軽くなり、頭が活発になるのをAさんは感じるようになった。その経験からAさんは「早起きは三文の得」というのはもっともなことだと考えるようになった。なので、Aさんは早起きを継続するようにした。
早起きになったAさんは時間を有効活用し、いつもの通勤途中に、近くの公園で散歩をすることにしてみた。すると、朝ラジオ体操をしに来ていた子供たちから「おはようございます!」と気持ちのいい挨拶をもらった。このことから、Aさんは「わたしもラジオ体操に参加してみたい!」と思った。
次の日、Aさんはさらに早起きをしてラジオ体操に参加し、他の参加者との交流を楽しんだ。Aさんは「見ず知らずの人たちだったけど、こうして色々な世代の方々とお話できることは楽しいな」と感じた。
そしてAさんはこの経験から、「将来、こうやって地域の方々が気軽に集まれるカフェを開きたい」と考えるようになり、Aさんはこうして夢を見つけた。
これは極端な例であるが、人間は「経験をして考える」ということがどれだけ大切かということをお分かり頂けただろう。
小さな経験を積み重ねること、そしてそこから沢山感じて考えることで、大きな目標や夢を引き寄せることができるのだ。
次回は「ニートの最新現状」です。